アダルト ボイス [萌えボイス]
 
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萌えボイス作成
 

声優名 楓まろん [声優詳細情報]
価格 3200円 文字数 8201文字
サイズ 106808.6 KB 公開日 2024年1月29日
声のタイプ 20代おっとり看護師 ファイル形式 mp3
売れ行き
 この作品の販売回数 : 0回
タイプ アダルト作品
作品内容
 百人一首を歌いながら自決する女の話

台詞
愛艶・北の方の先腹  と 小倉百人一首
腹切った北の方が百人一首を読む
数倍の大軍を敵にまわし、十日あまりを支えてきた鷹巣城も、ついに力尽きて 開城と決し、和議を重ねた結果、城主佐野道隆が切腹して城兵とその家族一同を 助命することになりました。
いよいよその前夜、さすがに開城を明日に控えた城内はしんと静まり返り、巳 の刻(午後十時)には虫の声と風の音が聞こえるだけです。
奥の御寝所にはまだ明々と灯火がついており、白帷子姿の殿と北の方が布団の 上に向かい合っておられます。最後の夜とて、次の間の不寝番もおらず、お二人 で過ごされるようにとの心使いです。
「明日はお腹を召される殿。わらわも城主の妻として生き長らえるつもりはござ いませぬ。今宵最後のお情けを賜りしのち、殿のお手を借りて切腹し、一足お先 に三途の川岸にて殿をお待ちする覚悟でございます。恋しい殿御と契りながら、 この腹かき切って果てるは、女の悦びこれにまさるものはございませぬ」
「なんと。そちは女の身で先腹いたすと申すのか」
「はい、わらわも鷹巣城主の北の方と呼ばれし身。殿のお名を汚さぬような見事 なお先腹を遂げてご覧に入れまする」
「うーむ、さすがはわが妻、立派な覚悟じゃ。よい、許す。そなたの切腹する姿 はさぞかし美しかろう。そのふくよかな腹が十文字に切り裂かれ、はらわたが溢 れ出すのを眺める心地、思うだけでも魔羅がいきり立ってきたわ」
「嬉しゅうございます。わらわも殿の前でお腹を切り開き、はらわたをお目にか けているわが姿を思えば、恥ずかしながらそそがうずいて堪りませぬ」
「よし、今宵が最後じゃ。心残りなく睦み合おうぞ。それ、余は褌をはずすぞ。 そなたも扱帯を解いて帷子の前を開き、裾をまくって余の膝の上に跨れ」
「こうでございますか」
「うーむ、いつもそなたのそそは美しいのう。もはや股ぐらの毛が先走りの淫水 に濡れて、露の玉が光っておるわ」
「あれ、恥ずかしい。殿のお魔羅こそ今宵は一段とご立派でございます。長さと いい反りといい、噂に聞く正宗の銘刀のようでございます」
「なんの、そなたがまもなくこの腹かき切ると思えば、そその割れ目も股ぐらを 縦一文字に切り裂いたように凛々しく見えるぞ。されば余もこの魔羅正宗で存分 に介錯してくれよう」
「嬉しゅうざいます。早うそのお刀を、わらわの割れ目に突き入れて、腹の奥ま で貫いてくださいませ」
「はは、急ぐでない。覚悟はよいな」
「ええ、おなぶりあそばして...乳房がこのように固く張って、乳首がうずいてな りませぬ」
「よし、もそっと股を広げて、そそが余の雁首に当たるまで腰をゆっくりと落と すのじゃ。おお、今宵のそなたは一段と熱く濡れておるのう。そーれ...」
「あ、あっ、殿の太いお魔羅の先が、わらわの割れ目を撫でて...うーむ心地よい。 もういきそうでございます。あ、そ、そのようにさねうらを擦られては、あっ、 た、たまりませぬ、うーっ」
「おお、さねがむっくり突き出してきたぞ。そなたのそそはまことに天下の名器じゃ。さねひらの間の紅色の谷間から湧き出す泉に濡れ、一段と鮮やかに花開いて見事なさまじゃ。されば参るぞ。ううーむ」
「うっ、今宵の殿のお刀は一段と太くて、受け口が張り裂けそうでございまする。あ、あっ、心地よい」
「おお、そなたの肉鞘が、ぎゅっと余の銘刀を締め付けるわ」
「と、との、もっと深く...もっと深く腹を抉って下さいませ」
「えいっ、これでどうじゃ。余の正宗は根元までそちの中に埋まって、切っ先が つぼ口に食い込んだぞ。こうして抉ってくれよう。そーれ」
「あーっ、たまりませぬ。そのように子壷を抉られてはまこと切腹の心地。その 上、根元のお毛にさねがこすられて、極楽に遊ぶようでございます」
「そなたの鞘にすっぽりと包まれて、さすがの銘刀も動きがままならぬ。されば そろりと半ばまで引き抜いたところで、しばしこうしてゆるゆると抜き差しして から、また突き刺してくれよう。そーれ、ぬるぬるずぶずぶ、おお、これもなか なかよきものじゃのう」
「ああ快い。殿の雁首にそその壁がこすられて、体内が指の先までじーんと痺れ て、宙に浮かんでいるような心地でございます。おおおおお...」
「余の魔羅もそなたの襞にこすれて、快い限りじゃ。ああもう堪えきれぬ。それ 参るぞ。この一突き受けて成仏せい。うっ、ずぶずぶっ」
「あっ、うーむ。殿のお刀が子壷を貫いてはらわたをかき回される心地でござい ます。ああたまらぬ。わらわはもはや果てまするゆえ、とどめを...とどめを早う、 あ、あーっ」
「おお、子壷よりしとどに熱いものがほとばしって魔羅を伝うわ。されば共に果 てよう。こうしてとどめを、うっ、むうーっ」
「ひえっ、あっ、うーむ、いく、いく、いきまする...」
二人は一体となって横たわったまま、しばし恍惚の境にさまよいます。
「今はこの悦びの醒めぬうち、殿のお手をお借りして念願の契り腹を遂げ、あの 世とやらで一足先にお待ちしとうございます。何とぞよろしゅうお願いいたしま す」
「よい、そなたの先腹、たしかに見届けようぞ」
北の方は汗にまみれた体を拭き清めて、素肌に白装束を纏い、再び布団の上に殿と対座します。
「では、余がこうしてあぐらをかいている膝の上に、そなたが背を向け、股を大 きく開いて跨るのじゃ」
言われるままに北の方が、殿に背を向け、白無垢の裾を捲くって腰を落とすと、 大きく開いた股間の紅の谷間に、再び逞しさを取り戻した殿の男根がずぶずぶと入り、それを北の方の肉襞がしっとりと包み込みます。
「殿、ではお願いいたしまする。最初にこの腹切刀を、ここ、この左下腹に、一気に深く突き入れて下さいませ」
北の方は用意の腹切刀、切先三寸残して白布で巻き締めた九寸五分を殿に手渡 すと、うつむいて殿の男根を含んだ股間を見ながら、左手を腰つぼに当てました。
「よし、覚悟はよいな」
「はい、存分に突き立てて下さいませ。あとはわが手にて引回しまする」
殿は渡された腹切刀を右逆手に握り、左手を北の方の左の腋の下から差し入れて胸を抱きかかえ、豊満な左の乳房をぐっと掴みます。うっ、乳房からずんと全身に響く快感に,思わず自らも両手を胸に当てて仰け反る北の方。その左下腹に、 殿の握った九寸五分が、ずぶっと一気に突き刺されました。
「えいっ、どうじゃ」
「 ううーっ、う、うれしい。確かに切っ先は腹中深く届いておりまする
秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
あしひきの 山どりの尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかもねむ
田子の浦に うちいでて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪はふりつつ
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき
   」
「では見事に切腹いたせ。余がこうして抱いていてやるぞ」
そう言いながら殿は腹切刀を北の方の手に握らせ、自分は背後から白無垢ごし に胸に両手を廻して、左右の乳房をしっかりと抱き寄せます。
「 せ、せっぷく、この通り。うッ、うーむ、あーッ
かささぎの わたせる橋におく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
我が庵は 都のたつみ しかぞすむ 世を宇治山と 人はいふなり
花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関
ウムーッ、ウッ……アア…… 」
両手でしっかと握って、ぐいぐいと右へ引回す刃。北の方の腹が、ぶりっ、ぶりっと裂けてゆきます。その度におそそが、きゅっ、きゅっと収縮して、殿の男 根を締め付けます。
「 ううっ、ううーむ、ああ、ううっ
わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人にはつげよ あまのつり舟
天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
つくばねの 峰よりおつる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに
君がため 春の野に出でて 若菜つむ 我が衣手に 雪はふりつつ
ううっ、ううーむ、ああ、いいいい、いい心地。との、私のそその具合はいか がでございますか    

「うーむ、よいぞ。腹切刀を引くたびに、受け口がきゅっと締って、うーっ、こ れはたまらぬ。切腹する女のそその味、そなたが生涯の最初の最後じゃ」
「 うっ、く、くうーっ。へ、へその下まで切れました。むうーっ
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとしきかば 今かへり来む
千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ
難波潟 みじかき芦の ふしの間も あはでこの世を 過ぐしてよとや
わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ
むッウッ、アアア……アッ……ムッ……アア」     
北の方はぐっと体を反らし、お顔を仰向けて大きく息をつきます。三寸余りかき切られた下腹の切口から、だらだらと血潮が真っ白な肌を伝い落ち股間へと流 れ、豊な黒い繁みを濡らし、更にさねから割れ目に深く突き込まれた男根まで染めてゆきます。
「ウッあっあっあうっアッ……ウーッ
今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
吹くからに 秋の草木のしをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに
名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな
ア……ウッゥ―ッ、アアアッ 」
「うむ、そなたの腹から流れる血潮が、余の魔羅を濡らしておるぞ」
「 は、はい、申しわけございませぬ」
「なんの、かまわぬ。余も心地よいぞ」
「 さればいま一息で一文字に...うーむっ」
ぐいと刃を更に深く突き入れた北の方は、唇をぐっと噛み締め、両腕に渾身の力を込めて刃を右に引きました。
「ウーム、アア……
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ
みかの原 わきて流るる 泉川 いつみきとてか 恋しかるらむ
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば
心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花
有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり うきものはなし
ウーッ、アアアッ 」

深いお臍が斜めに歪み、厚い腹の皮肉が右に引き寄せられて刃にあらがいましたが、忽ちぶりぶりという無気味な音と共に厚い腹肉が捲れて開き、新たな血潮がどっと溢れ出ます。

「ウーッ……な、なんのッ……
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に ふれる白雪
山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり
久かたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに
人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
ウム……アア 」

口を割りそうになる呻きをぐっと堪え、体を強張らせてぶるぶると身を震わせる北の方。その度におそそがきゅっと締り、ひくひくと動き、男根を締め付け吸い上げます。
「ア……ウッゥ―ッ、アアアッ
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ
白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
  ううっ、殿、殿のお魔羅がわらわの腹の中を抉って、内外から切腹しているよ うな心地がいたしまする」
「そちのそそも、余の魔羅を食いちぎるようじゃ」
そのとき――
「 げえっ、ぐぐぐ...」 分厚い腹肉の切口を押し分けて、北の方のはらわたがむくっとはみ出してまいりました。
「ムーッ、オーッ
恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか
契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波こさじとは
あひ見ての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり
あふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
 と、との、うーっ、は、はらわたが出まする」
「では、こちらを向いて切腹姿を見せよ」
「は、はい……ああ」
北の方は殿の手に支えられながら、体を廻して殿と向かい合います。男根がずるりと抜け、大股開いて殿の膝にまたがっている北の方の股間の割れ目が露わになり、その前に切口からはらわたがずるっと垂れ下がってきました。
「 ウエーッ!アア……アーッ!
由良のとを わたる舟人 かぢをたえ 行く方も知らぬ 恋の道かな
八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋はきにけり
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ 砕けて物を 思ふころかな
御垣守 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ
君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
  あーっ、うーん 」
身悶えて仰け反りそうになる北の方の体を、殿が両肩に手を掛けて支えます。
「おお、見事な切腹姿。女の身でよういたした」
「 嬉しゅうございまする。
かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしもしらじな もゆる思ひを
あけぬれば 暮るるものとは しりながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな
歎きつつ ひとりぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかは知る
忘れじの ゆくすゑまでは 難ければ 今日をかぎりの命ともがな
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
 このはらわたを殿のお魔羅に絡ませて下されませ」
「こうか」
 はみ出している北の方の腸を握って、ぞろりと引きずり出します。
「 むはっ、ううーっ。と、との、わらわの命が、魂が抜き出されるような心地でございます
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな
巡りあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし よはの月かな
ありま山 ゐなのささ原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
やすらはで 寝なましものを 小夜更けて 傾くまでの 月を見しかな
大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも 見ず天の橋立

「これがそなたのはらわたか。そなたははらわたまで艶々と美しいのう」
殿は血にまみれた桃色の腸管を、己の男根に絡ませます。逞しい男根が、ぬめ ぬめと光る腸管の間から、太い雁首を突き出しています。
「 ああ殿、嬉しゅうございます。殿のお魔羅とわらわのはらわたが睦みあっておるのが分かりまする。

いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に 匂ひぬるかな
夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも 世に逢坂の 関はゆるさじ
今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ

ではこれより臍上から縦に股まで切り下げて、腹十文字に断ち割り、女の命のありどころを悉く御目にかけますゆえ、その前にわらわの乳を揉んで下さいませ」
そう言う北の方のお声はまだ確かですが、額にはびっしりと玉の汗が噴き出し、 眼の回りには青い隈が浮かび、美しいお顔からは血の気が引いて蒼白です。
「ウーッ、アアアッ
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
あらし吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の にしきなりけり
寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも おなじ秋の夕暮
アア……アーッ 」

素肌にまとった白無垢も肩までずり落ち、ほとんど裸に近いお姿ですが、無惨に切り裂かれた下腹に比べて、お臍から上は色白の肌が血の気を失って一層白く、透き通るような美しさです。
「この乳房も、これが揉みおさめじゃ」

 「ウーッ…… ああ、
夕されば 門田の稲葉 おとづれて 芦のまろやに 秋風ぞ吹く
音にきく 高師の浜の あだ波は かけじや袖の 濡れもこそすれ
高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 たたずもあらなむ
うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを
契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋も去ぬめり
アッ ああ」
  殿が肩に掛けていた手をずらせて、豊に重く張った乳房を揉みしだくと、北の方はうっとりと眼を閉じて、心地よげに殿の愛撫を受けておりましたが、やおらかっと眼を開くと、諸手で握り直した腹切刀を、
「えいっ」
ぐさりと未だ白いみぞおちに突き入れ、ぐいと背筋を伸ばすと刃の峰を左手で 押し、ぎりぎりと切り下げました。
「あああ」
たちまち胸の谷間から上腹部に血がしぶき、 刃がざくりと臍に切り込むと、
「ぎええっ」
凄まじい呻き声
「 いいいい、いくっ、あーっ、いくっ
わたの原 漕ぎ出でて見れば 久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
ながからむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ

しばし狂おしくお臍を抉りながら身悶えておりましたが、更に両腕を絞るよう にして押し下げた刃は、横一文字の切口と交わり、下腹を割って黒い豊な繁みに切り込んで止まりました。
  「ムーッ、オーッ
ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞのこれる
思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり
ウーッ、アアアッ 」

  びくっとお腹が震えると、十字の切口ががばっと四方に開くと見る間に、血潮にまみれたおはらわたが、あたかもこの時を待っていたかのように一塊となって飛び出しました。
「ア……ウッゥ―ッ、アアアッ
なげけとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな
むらさめの 露もまだひぬ まきの葉に 霧立のぼる 秋の夕暮
難波江の 芦のかりねの 一夜ゆゑ 身をつくしてや 恋ひわたるべき
玉の緒よ 絶なば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変らず
 うひっ 」

 さすが気丈の北の方も、がくっとお顔を仰向けて眼をかっと吊上げ、大きく口を開いて喘いでおられましたが、ついにたまりかねてどっと仰向けに倒れました。
「 と、との。
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし
世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも
みよし野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり
おほけなく うき世の 民に おほふかな わが立つ杣に
わらわは心地よう切腹いたしました。今は殿のお刀でとどめを頂き、 殿の奥として夫の精を受けながら果てとうございます」
がっくりと半裸の身を横たえた北の方は、股を開き殿をうながします。
「見事な割腹じゃ。明日はわしも行くぞ。安心して待っておれ」
殿は北の方のお腹から溢れたはらわたを掻き退け、血まみれのおそその割れ目に、この世の名残と勢い立っている男根をずぶりと突き立てます。
「ああ心地よい。
花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや 藻塩の
風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける
人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は
百敷や 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
との、わらわは幸せでございます、あああ...」
もはや死相のあらわれたお顔で、とぎれとぎれに喘ぐ北の方。
「さらばこれが最後のとどめじゃ、成仏せい」
殿はニ三度しごいた太魔羅を、ぐっと一気にみぞおちまで貫けとばかり根元ま で突っ込み、子袋を突き上げてぐるりぐるりと抉りまわすと、その勢いに北の方 の腹中に残っていた大小のおはらわたが更に切口からぐわっと押し出され、同時 に殿の男の精がどっくどっくと繰り返し北の方の子壷の奥底に注ぎ込まれました。
このとどめの一突きに、北の方はたまらず、まるで大身の槍で串刺しにされ たように、白目を剥いた凄まじい断末魔の表情で体を弓なりに反らし、子壷口から熱湯のような淫水を流しながら、
「 ぎえーっ、いく、いく、死、死ぬる。いきまするーっ」
すんなり伸びた両脚が白無垢の裾を跳ね上げ空を蹴りましたがそれが最期で、

「ああ……
夜に明かり 分け誇り咲く 月高し わか月さくは たたきみかため
ひいーっ」
一声大きく叫ぶと、ばったりと手足を投げ出し息絶えましたが、なおしばらく は溢れ出しているおびただしいおはらわた、そして殿のお魔羅を咥え込んでいる おそそは、ひくひくとうごめき続けて女の命の名残を見せていました。


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